パンチを強く打つコツを力学で解説

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あるトレーナーさんから、ジャブ(ストレートも)は肩をしっかり回して打つようにとしつこく言われたことがあります。
言われたとおりにやってみると確かに強いパンチが打てる。 何でかな?と考えたときに設計関係の仕事をしていることも功を奏してあることに気付きました。

ストレート系のパンチは腕を突き出すスピードと、体の回転で威力が変わってきます。 体、肩をしっかり回転させることでパンチ力へ変換し、威力を上げる事が可能です。
この時、どのようにすれば威力が上がるのかを説明したいと思います。

回転させよとする力をモーメントといい、力学の式で表すと、 M = F x L で表します。

M : モーメント(体を回転させる力)
F : 力(パンチ力)
L : 距離(腕と回転軸の幅)
ここで式を変換すると、F = M / L という式に変換でき、 距離が短いほど力が出る事が解ります。 ここでいう距離とは、腕と回転軸との幅です。 この幅が短いほど、回転から得た力をパンチ力へと大きく変換できます。
反対に肩を回さず腕と回転軸との幅が大きくなるとその分パンチ力が減少してしまいます。
イラストからも解るように、肩のラインと腕のラインが一直線になるようにパンチを打つといいでしょう。 パンチ力が上がるだけでなく、距離も稼げるので有利です。


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